令和2年のプロダクトマネジメント

タイトルは、万延元年のフットボールとかけてる、なにもかかってない。 さて、2020年はプロダクトマネジメントについて考えた1年だった。 チームでプロダクトマネージャー(以下PM)が空位であったこともあり、いまチーム(または担当プロダクト)に足りないのはプロダクトマネジメントじゃね??って今年色々勉強した。 1年たってわかったのは、プロダクトマネジメントってのはいろいろ流儀やフレームワークがあるんだなーということ。みんな自分の流儀しか言わないので混乱した。自分のためメモしておく。アジャイルと言ってもスクラムとかカンバンとかあるじゃんな。よくいうのはプロダクトのフェーズによるのかもけど。

このサイトで一覧が見える。いっぱいある。知ってるのもあるが知らないのもある。プロダクトマネジメントってなんやねんってのもあるからなー、マーケティングとか事業戦略みたいなのも上がってる。マーケティング業界で言うmarketing mixやAIDMAとかそういう感じ。コンサルっぽいなー別にコンサルになりたくはない。

AAARR link

同僚?(っていっていいのか迷うが同僚)が発表していた。なるほどなーという感じ。PMFが重要。 当時教えてくれなかったがこういうフレームワークいっぱいあってどれかを選ぶ必要があるみたいな話をしてほしかった。コンサルっぽいよね。

Working Backwards link

アマゾン。プレスリリースから書く、顧客にどう使ってほしいかメッセージングから考える。AWSのワークショップでこれをちょこっとやっておもしろかった。使えそうというか、実際使った。ある機能の開発でまだ作ってもないのに(ワイヤーフレームくらいあるが)フィードバックが集まってとてもよかった。 最後からやるってのはよくあるプロタクティビティハックで、論文を書くコツとかでも実験とかする前に論文を書くとか、コンサルが教える仕事術みたいなのでも読んだかな。 ちなみにナラティブ(10ページくらいの文章、AMZNではパワポを使うなというルール)を書くっていってるけどどういうスタイルなのか知りたいと思ったり。調べたらありそうだなー。とかいってたら、riywoさんが書いてた必見 https://blog.riywo.com/2021/01/how-to-write-high-quality-technical-doc/

Job To Get Things Done link

Inovator's dillenmaでおなじみChristensen教授。けっこう好き。マクドナルドのシェイク(あとIKEAか)って通勤時に片手でちょっと腹にたまるものとして顧客は理解してるよね。顧客がみるように製品を見よう!って話。マクドナルド以外の例はこの本にまとまってるらしい(未読)。 プロダクトがうまくいってないときの問題って顧客がみるようにプロダクトを見てないってのがある、ってのは納得。今だとカスタマージャーニーつくろうぜって話になるのか。

The Lean Startup

なつメロっぽくもあるが。MVP、Pivot、だいたいこれになったような。オライリーのLeanシリーズは良著しかないと思う。Eric Ries読み直したい。 Lean Startupって極論はプロダクト作らないならそれが一番って感じで、エンジニアあがりの俺には心から信じられないところがある。 しかし、作ってみたけど反響なし、アナリティクスでも反応なしみたいなの繰り返してると大事さわかるわ…。 顧客開発もリーンの流派なのか。顧客と話して〜みたいなやつ。顧客と対話しながら製品を作っていく、ちょっとアジャイルマニフェストっぽい。 Lean Analyticsもよかったし、もうLeanでよくないか感もある。

プロダクトマネジメントヒエラルキー

これはサイトにはない。追加してもいいかもしれない。及川さんとその会社の人が言ってるやつ。 本になってた!(まだ読んでない)https://www.amazon.co.jp/dp/4798166391/

リクルートの事業理解

https://speakerdeck.com/rtechkouhou/shi-ye-jia-zhi-to-enziniaringu プロダクトマネジメントからそれるかもしれんがめっちゃ独特って思って印象に残った。プロダクトから生まれる価値ってこんな積み上げ積み上げできるもんだっけ・・・? これ、元ネタはマッキンゼーのやつなのか? https://www.product-frameworks.com/Three-Horizons-Growth.html どうでもいいが、もとのマッキンゼーのサイトの資料 電話の音質で笑った。

Product Strategy By build trap link

build trap 本については前書いた。魂が震えるくらいのノリで書いてるが今思うと当たり前のことしか書いてないなって。 経営陣に向けての提案って感じで、ちょっとコンサルっぽいよね(いいじゃん)。

Spotifyのやり方 link

最近のトレンドとしては、spotifyかな。Dataからinsightしてbetみたいなやつ。スクラムの文脈でも聞くかも。 結構応用が効くなーと思っていて、DataじゃなくてもインタビューとかユーザーのFBとか開発者の直観とか競合サービスでもいいわけで。。。

Spotifyの話は本になってたらしい、よくまとまってる https://deeeet.com/writing/2020/03/05/competing-with-unicorns/ 。 ただ、morritaさん的にはだいぶどうでもよかったらしい

Shape Up link

ちゃんと読んでない。スプリントみたいなのがあってクールダウンって期間があるみたいなの。Basecamp勢に対して思うことしかない。てか Heyとかさーどうなん??heyのLPはまーーーたopinionatedな感じで、私達はユーザーのデータを売り飛ばしたりしませんとかをでかでか書く感じ、そうですか感。 notion.soがこういうフレームワークでやってますって言ったら説得力があるし、すげーってなるがうーん。Asanaとかすげーじゃん、今Basecamp3(4出す気ないんか?)みてみんなどう思うよ? Basecampの本(「小さなチーム~」とか「強いチームは」)とかさー、こういうワークスタイルを全面に出すカイシャって微妙じゃないか?(100%偏見)。 全然shape upの話してない。要はbasecamp勢の話ってだけで眉唾感があるってコト!


自分が業務で使うなら、たぶん機能追加、改良だったらworking backwards、新機能(とか新規性あるやつ)だったら Lean Startup かなー。担当業務によるでしょうが。